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「晴れたらいいな」お天気キャスター森田正光
2009.12.1



「宣伝でスミマセン」

このコラムの執筆も、今回で最終回となります。長い間ありがとうございました。

その最終回にちょっと宣伝めいた話で恐縮ですが、私このたび『大手町は、なぜ金曜に雨が降るのか』という本を書きました。実は、これまで二十数冊の本を執筆したり、監修したりして、そのたびに「いい本ですね」とか「面白かったです」などとお褒めの言葉もいただけるのですが、印税生活などとは程遠く、周りが思うほど潤ってもいません。それどころか、書くたびに自己嫌悪と後悔に苛まれるのです。

今回も書いたはいいけど…という想いがないわけでもありません。ただ、今度はこれまでのような天気に関する本ではなくて、仕事術というか気象ビジネスの将来について書いた本なので、とてもやりがいがあったし、これまで僕の本を読んでくださった方にも新鮮なのではと思っています。

気象情報の利用というのは、損害を食い止めるための投資であって、新たな利益を生み出すものではありません。しかし、考えてみれば、今から30〜40年前は1個台風が上陸すれば、1000人単位で人が亡くなっていましたが、人的被害に関して言うと、今では1/10、1/100へと軽減されています。もちろん、インフラが整備されたことも要因の一つですが、気象情報が充実したお陰だと思うのです。ただ、直接お金を生み出すわけではないので、そのあたりが気象情報の有用性を認識していただけない理由なのかも知れません。

それでも近年は、環境や気候変動が全世界的な問題として取り上げられるようになり、この不況の時代にあって気象情報もかなり注目されるようになりました。いよいよ気象がビジネスとして飛躍する時が来たのだ!なんて考えていますが、まずはこの本の売れ行きが、バロメータになりそうです(笑)。
ユリカモメ:上野不忍池
霜柱:新治市民公園

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森田正光

TBSテレビ「イブニング・ファイブ」を中心にお天気キャスターとして人気を博し、 映画「いま、会いにゆきます(東宝)やドラマ「ケイゾク」など様々なメディアに 出演している。趣味は、読書、映画鑑賞、ゲーム全般、将棋・囲碁。

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